子供の頃、クリスマスが終って後、楽しみと言えば お年玉、おせち料理 など等だが
私の中では それ以外に ”カルピスか海苔か そこが問題”というBIGイベントが残されていた。
それは家の仏壇のある部屋に、つまれた ”お歳暮・お年始”の中身の事である。
大人が”これは何さんから~”とチェックしてあと、包み紙をあけるのは子供のお楽しみ。
デッカイ箱に ちっこい箱
長い箱に 短い箱
重い箱に 軽い箱
毎年のようにその作業を繰り返すと 私はある意味そのプロフェッショナルのようになる。
デッカイからと期待するべからず!
ちっこいものこそ いい物があったりする たとえばゼリーの詰め合わせ
長けりゃ カステラとは決まらない 短いからといっても お茶と限らず、
重いからといって期待物品とは これまたちがう。 たいてい海苔瓶か食用油なり、
軽い箱は空けるまで 不思議いっぱい たいてい椎茸、でも決まらない 時折クッキー。
大きな縦長の重たい箱、このイベントに参加する子供が最初に選ぶ箱の一つ しかし人間は学ぶ生き物で 翌年からは最後に回される。
なぜならば それはたいてい 味付け海苔だったりするからだ。
しかし海苔に罪はない、しっかりその後、ご飯のお供として重宝されるのだから 嫌われ者の部類ではないはずなのだ。
そして私が一番、期待していた箱はたいていが 横長で重みがある それはちょっとだけ、食用油セットとか、醤油セットとか そない類の箱ににている
でも少し振ったとき、何かが違うのです。 ガボガボとはしないし あまり揺れ動かない。
指で、包み紙をこすってみると そこにかすかに見える水玉模様。
水玉模様の発見は、まるでアメリカ大陸を発見した誰かの喜びにそっくりかもしれない。
大量の箱の中に、毎年必ず1つあるとも限らないお宝! それが カルピス詰め合わせギフト!!
時にはカルピス 濃縮タイプの瓶2本 極限の喜びは カルピス濃縮タイプ2本に更に!プラス オレンジやら普段目にしないような物が並んで詰め込まれている。
そんなこんなでこの時期になると 私にとっては カルピスか海苔かというのが問題で、薄情だが、椎茸、油、 石鹸なんてもってのほかだったわけである。
大人になった今、このシーズン デパートにならぶ 包装紙に包まれた箱を目にすると
私にはあの日 指でなぞった水玉模様のカルピスが、クリスマスのプレゼントや誕生日のプレゼントや、その他もろもろのイベント商品にならんで、光り輝く存在であったのではないかと、思っちゃったりするのです。
そうねー、うちもオレンジのカルピスとかそういうのでしか飲んだことないなあ。
返信削除そういえば昔、数の子が山のように届いて家族はあんまり食べないんでちぎってストーブに乗せたらパチパチはじけるのが面白くて、遊んでたら怒られたことあるよ。
今思うともったいない~。
そうだよね カルピスのオレンジとかってそういう時にしか飲めなかったよね^^
返信削除数の子か~ たらこみたいにパチパチするんだね 笑
しかし贅沢な遊びだぞ~ 笑